銅箔材料の主な特徴

銅箔は表面酸素特性が低く、金属や絶縁材など様々な基板に貼り付けることができ、広い温度範囲に対応可能です。

銅箔テープは、主にPDA、PDP、液晶画面、ノートパソコン、コピー機、および電磁シールドが必要なその他の電子機器製品に使用されます。
特に、固定が困難な絶縁体の導通には主に銅箔テープが活用されます。

銅箔の打ち抜き

銅箔の打ち抜きに関して、八田印刷紙工では打ち抜き型(トムソン刃・ピナクル刃)を用います。
プレス加工工法と類似していますが、トムソン・ピナクルでの打ち抜きの場合連続打抜き加工が容易で、価格面も安価である点が特長となります。
柔らかく、薄肉な素材の加工に適しています。

加工としては、形状姿抜きや製品部分だけを残すハーフカット加工が主体であり、更にシーリング方式も可能です。
八田印刷紙工ではシーリング機械によって、銅箔テープやアルミ箔テープを表面文字印刷・打抜き同時加工することを得意としています。

銅箔加工時のポイント

銅箔加工時の注意点として、打コン、シワ、バリが発生しやすく特に折れなど取扱いには注意が必要です。
また、指紋がつきやすく変色しやすいほか、湿気による酸化(錆びやすい)など適度な室温管理が求められます。

また、アルミ箔や銅箔シート、金属箔類の加工時にはトムソン刃やピナクル刃の消耗が激しいため
生産中の品質管理(バリ取り)が重要となります。

用途例

銅箔シート・テープは、主に電磁波シールドの特性に用いられ電気信号シールドや磁気信号シールドなどにも使用されます。
金属テープは、プリント基板の配線や、アース性能など導電材としても活用されています。

八田印刷紙工では、携帯電話、ノートパソコン、液晶パネル、HDD(ハードディスク)、他各種デジタル製品(コピー機、プロジェクターなど)用途の部材の加工実績があります。

八田印刷紙工の打ち抜き(トムソン)加工

アルミ・銅箔シート材料の加工のほかに、絶縁材料・紙類・クッション材、樹脂系フイルム等打抜き加工が可能です。
打ち抜き型(トムソン刃・ピナクル刃)を用いており、
上側(刃固定)アームが上下、下側テーブルは前後に可動する連続送り加工が可能です。
製品形状に合わせた打抜き加工に加え、糊つき材料のハーフカット加工も得意としております。

薄銅箔の打ち抜き・1ヶからの小ロット対応

銅箔厚さ35μm〜50μm(タック付きで0.1〜0.2mm前後)の打ち抜きに対応いたします。
また、1個単位の小ロット試作も承ります。

銅箔

銅箔の変色・汚れ防止

前述の通り、銅箔品の品質を確保するためには取り扱いに注意が必要です。
弊社では手袋の着用を厳守し、材料保管・製品在庫管理には湿温度を徹底管理することで、錆・変色を防止しています。

手袋着用の徹底

24時間温度・湿度管理

 打ち抜き後の複合加工に対応

八田印刷紙工では銅箔の打ち抜きだけでなく、その後の複合加工、組み立てまで一貫対応いたします。
銅箔材料とポロン材(クッション)の貼合わせや、PET材と銅箔製品の貼合わせ加工など、異素材を組み合わせた加工が可能です。

トムソン
ハーフカット
曲げ
貼り合わせ
組み立て
溶着
シール・シルク印刷

銅箔加工事例

銅箔

素材の調達から加工・組み立てまで
八田印刷紙工に一貫してお任せいただけます

八田印刷紙工には約1000種類の材料取り扱い実績があります。
これらのノウハウを活かし、銅箔・ポリカ・PET・PP・紙・緩衝材等あらゆる素材の打ち抜きに対応します。

また、打ち抜き前の貼り合わせや断裁、
打ち抜き後の曲げ・組み立てなど、その他の加工も一貫してお任せいただけるため
複数の加工先を手配するお手間も取らせません。

ぜひお気軽にご相談ください!